おいしいワインの選び方,それは料理が決め手
ワインの名産地といえば、フランスを始めイタリア、スペイン、
チリ、オーストラリアなど。今では世界各国の様々な産地ものが、
自宅に居ながらネットで簡単に手に入るようになりました。
それに、ネットショップ各社が競って安売り合戦をしてくれるので、
購入者にとってはますますありがたい環境になってきました。
愛好家だけでなく、私たちにとって身近なお酒となったようです。
ところが、愛好家ならいざ知らず、私たち素人がワインを選ぶとき、
いったい何を基準に選べばいいのか、迷ってしまいますよね。
お店で購入するなら店員に聞けますが、ネットだとそうはいかない。
万が一、偽物でもつかまされたら目も当てられません。
まあ、ソムリエ常駐のワインショップソムリエなら安心ですが・・・
そこで美味しいワイン選びための、基本的な選び方を調べてみました。
一緒に勉強してまいりましょう。
◆主役はワインじゃなくて料理
一般にお酒は食事と一緒に飲むことが多いですが、ウィスキーや
ビール、日本酒などと、ワインでは決定的に違う点があります。
その違いとは、ワイン以外はお酒が主役であるのに対して、
ワインは食事が主役となる、という点です。
つまりワイン選びは、先に料理ありきということです。
召し上がる料理の味を引き立てくれるには、どのワインとの相性が
いいのか、それがワイン選びのポイントとなります。
◆料理に合うワインの選び方
一般によく言われるのが、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン、
ですよね。肉料理か魚料理という、素材によってワインを決める、
最もオーソドックスなワインの選び方です。
ただ、これだと全く味気ないですよね。そこで調理法によって、
もう少し掘り下げて考えてみましょう。
◆素材による選び方
まずは、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインという選び方。
これは実に理にかなった選び方なんです。
脂肪分の多いこってりした肉料理には、なぜか重みのある味わいの、
赤ワインが相性がいいんですよね。
また、赤ワインに多く含まれているタンニンがお肉の脂っぽさを
緩和してくれ、消化にも優しい。
一方、魚に白ワインを合わせると、魚のあっさりした味わいを、
白ワインの爽やかさが引き立て、相性の良さが実感できます。
◆調理法による選び方
次は、調理法による料理全体の味、風味で選択します。素材に
よる選び方と同じ考え方です。
あっさりした味なら、肉料理でも白ワイン、こってりしているのなら
魚料理でも赤ワインと合わせます。
◆地方料理に合わせて選ぶ
欧州での伝統的な選び方として、料理の地方に合わせて選ぶと
いう風習があります。
例えばブルゴーニュ産のエスカルゴ料理ならブルゴーニュワイン。
スペインのガスパッチョならシェリーと合せると言った選び方です。